患者さんとそのご家族へ

病気の話

循環器疾患、不整脈

 

循環器・不整脈グループは胎児・新生児を含むすべての心臓病と不整脈に対応しています。
胎児心臓病は地域のネットワークを生かし早期発見に努めております。
年間300件の胎児心エコー検査と地域の産科医院を回線でつないで胎児心臓病の遠隔診断を年間400件行っています。
昨年度は胎児不整脈の胎児治療を2件成功させました。

 

新生児心臓病は24時間対応しております。カテーテル検査・治療は新生児期から行っております。
外科手術の必要な症例、緊急対応を要する症例も心臓血管外科医とともに迅速に対応しております。

川崎病の診療は病気の発症時より対応し、後遺症にも専門的に長期にわたって対応します。検診などで見つかった心臓病は外来紹介を受けその日のうちに説明いたします。

 

不整脈の診療は中村教授の指導のもとに検診で見つかった不整脈からカテーテル心筋焼灼術を要する重症不整脈まで対応しております。
カテーテル心筋焼灼術は麻酔医師による全身麻酔を基本とし、安全で確実な治療を目指しています。

心臓病のお子さんを育てることはご両親だけでは難しいことがあります。

私たち循環器部門はいつもご両親の側に立って“心をよせる”医療を大切にしております。大学病院の小児科として、どんな時にでも対応いたします。
診察や入院は365日、24時間可能です。
また、おとなになっても専門の外来で各科と協力し、途切れない医療を提供しております。

川崎病の治療

小児期に発症する川崎病は通常の治療では高熱が下がらない例があり、冠動脈瘤の合併も問題になります。
当院では開院以来川崎病の治療と冠動脈瘤発症の解明に取り組んでいます。
近年、ガンマグロブリンでは良くならない川崎病の入院が増えております。当院では早期に第二段階の治療を行い冠動脈瘤の発症の予防に努めています。

不整脈の治療

当院は小児不整脈治療のパイオニアである中村好秀先生の指導のもと小児不整脈、成人期を迎えた先天性心疾患の不整脈治療を行っています。
また、胎児期に見られる不整脈も最新の心エコー機器を使用し、診断と治療を行っています。


近畿大学医学部 小児科学教室

〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2

TEL 072-366-0221

内線 3535