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病気の話

起立性調節障害

立ちくらみやめまいを主症状とする自律神経失調症の一つです。立ち上がる際の脳への血流の自動調節機能の破綻が主な原因と考えられています。
立ちくらみ以外にも、朝起き不良、朝の食欲低下、全身倦怠感、頭痛、寝つきの悪さ、失神発作、思考力・学力低下、イライラ、腹痛といった、多彩な症状を呈します。

 

治療には、規則正しい生活習慣の獲得が重要です。
塩分・水分を十分に摂り、起立時の心拍出量低下を予防する工夫も必要です。日常生活に支障が出ている場合は、薬による治療も行います。
また、ストレスが関係している場合も多く、しばしば環境要因への介入を必要とします。

 

近畿大学医学部 小児科学教室

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